[まず声をかけたのはお針子の女だった。
最初檻の中で出会ったときには、弱々しい…普通の人だと思っていた。
しかし賄賂の持ちかけや、
脱出のときにかけられた掛け声と喝、>>2:124
レイルの手術のための真剣な覚悟の眼差しをみて…
自分が彼女をちょっと舐めていたんだって思って、なんか恥ずかしくなった。
…この顔で、英傑女傑とはおもわないじゃん!だって!]
ハリコさん、おつかれさん。
無事で何よりだ。 …あーなんつうか
マジで、あんたの言うとおりだったな。
悪かった!あんた強いやつだよ!
俺ぁあんな覚悟なかった…!
…マジで、よくやってくれた。
ここを出ても、あんたなら何でもやってけるさ。
なんかあったら俺も協力するし、な!
[と、その背中をバシバシ叩いたのだった]