[ 私は静かに、ただ黙して君の言葉を聞き>>104
それから静かに"幼馴染"の顔で
言の葉、四つ葉を開かせた君へ、向き直る。>>105 ]
…………護衛兵 その持っている銃をここへ。
ああ、弾薬は一発だけ残るように
他は全部抜いておけよ。
[ 箱を持ってきた兵士へ静かに告げた、その命令は
古びた"ガラクタ"ばかり集め尽くした
あの子の名残を抱きしめる君に、どう聞こえた?
殺すつもりかと思われたかもしれないね。
事実、兵士もきっとそう思って、
狼狽しながら、側近命令に逆らえず
私と君の間に 重い銃を 置いた。 ]