………ん? ああ、これなんかまだそれっぽい?[いつだかモップを握って歩いた廊下を辿って、ふと掴んだ新しい魂に刻まれた記憶。身につけて鏡をみれば、ぴょこりと三角の耳が頭から伸びた。『誰かの飼い猫』だったのかも。ペット可能だったんだっけ?だったとしても、海の上に長期間一緒に連れて来るってどうかなとは、思うけど。] ……かわいそうに。[誰かのエゴで、僕なんかに取り込まれちゃって。]*