[パン屋に首を突っ込む、いまだ口の減らない店主とサファイア。>>94
ああいうやり取りができる相手が居るのは良いな、とうらやましく思った。
向き直った男に、]
『いや、報酬ぐらい払わせて、くれ、 …ザ
職業病なんだ、落ち着かな、い』
[この言葉で軍人ではない事は察せられるだろうが、その答え合わせは、この後の世間話で答え合わせが行われた事だろう。>>95
屋台群に向かって歩く男に歩を合わせ、並んで歩く、190cmと197cmの、ザ・壁。
人波に苦労をしない所か、避けて歩く人間の方が多かったのではなかろうか。>>96
見慣れない屋台群の風景に周囲を何度も見渡し、引かれた手に引っ張られ、進行方向を正される。
最初は過度に警戒こそすれど、気を許せる相手や状況と判断すれば許してしまうのがこの傭兵であった。
彼の思う通り、仲よくしたってバチは当たらない。]