[今の自分の機械の姿については説明を飛ばしたまま(相手も気にしてなさそうだったから!)
そんな自分の出身世界の説明――「最悪逮捕」という話に驚かれた時>>62には、「そうだろうな」と納得を示していた。
これまでに他の世界からの観光客や商人たちと深く話をする機会があったからこそ、この国の在り方は異世界の住民には異様だと感じられ得る、とヘロンにも考えることができたのだろう。]
大丈夫、とは言えないな。
ヘアメイク……も毎日、手間かけてやらないといけないし。
[機械の身で人間らしい「ヘアメイク」の語をうっかり口に出したことに気づくが、特に撤回などはせずそのままにした。
この機械人間、自分はそういうメカなんだ!という設定で押し通す気でいる。抽象的な形状なりに顔はあるし、髪っぽいコード束もあるし。]
とはいえ、慣れている、というのも事実でな。
私自身、友……住民の中に、服装の強制に
苦しんでいる者がいると知るまでは、
これが普通だとしか思ってなかったよ。