[キレイな麻袋の紐を解き中を見れば珈琲豆が入っていた。
香ばしい香りがスイッセスさんと過ごした日々を思い出させてくれる。
こんなに大事なもの砕いて飲めない!!!
思わずそう叫んでしまいそうになるが堪えて。
「美味しく飲んで」というスイッセスさんの意思を尊重しなければとも強く思うのだ。
だから、だから――]
ペンギンさん!ちょ、ちょっと待ってて!!
[ペンギンアンドロイドにその場に待機するようお願いして、
大慌てで近くの文具店で雪国惑星のプリントがされた絵葉書とペンを買ってきて返事をしたためるのだ]