ん?いや、そんなことは無いが?
[ランディが部屋の前で話しかけてくれば片目を開け。
そんな事ない、のは面倒見がいいということに対しても
いい事ありました、に対しても両方にかかっている。
なに、別段語るようなことなどない──と思っている。
渡された薬草茶は滋養強壮や栄養補給の効果が見られるブレンドで
まあ、ランディはランディなりに気を使ってくれているのだろう。
特に突っ込むでもなく、コップを受け取ると
葉巻から口を離して薬草茶を軽く煽った。]
そういうからには、貴様の方は何かあったのか?
[他人に訊くということは、自分に何かがあったからではないか。
そう踏んで、特に二人の関係が進んでいることを知らない男は
遠慮もなしに訪ね返した。]*