アロール、このまま乗って一緒に本部まで帰ってけよ。どうせ他にすることなんてねぇんだろ?[運搬車体の隣にある移動車体をクイッと顎で指す。そう話している間にも、脇から下から後ろから、とりあえず持ち帰る物資が積み込まれていく。時々、その中に混ざって死んだように眠る兵士たちも、適当に荷台へと投げられる。移動車体に乗り込めば、やがてゆっくりと滑り出して、メトロポリス軍本部へと向かうだろう。*]