…えっっっっ
[小切手の値段については素直に言われ、青年はギョッ!?とする。本人はそこそこいい値段を書いたつもりだったのだ。
男の想像通り、ヴァルハラ国は、特に『ガジェット』や『装身具』に関する技術や工業が非常に発展している。そちらではすべて手術で済ませるようなことも、ガジェット一つで再現でき、なおかつその生産性から、相当安価に装備を整えられるというのは、機人の国の明確な強みと言えよう。
だからこそ、青年が『高め』だと感じた値段も、メトロポリスからすれば『かなり安い』に入れることも考えられるかもしれない]
ふんっ!とかなんとか言って、どうせこれも使えないんだろ!冗談に付き合ってやる俺様に感謝してほしいぜ!!!
[と、小切手を取りつつ。ふんぞり返って。
今からもう想像できることだろう。まじでお金が振り込まれてビビり散らかす青年の姿が…。それはもう、見事なまでのフラグ建築率だ…]