アイツが婚約者じゃなかったら…男とか女とか考えることもなく、もっと自然に親友のままでいられたのかな……。[なんか変にぎくしゃくするようなこともなくて。こどものころみたいに、ずーっと一番の仲良しで居られたなら良かったな、って。婚約者の心など露知らず、ぽつりと呟いた、そんな日があったのだった。**]