「…でも、さすがに、イヤがったりはしないんじゃない?大丈夫、だと思うけど。」「…じゃあ、わたしからでいいなら、伝えとく。でも。いいたいことがあったら、ちゃんといっといたほうがいいよ。」[いわないこともまた、ひとつの選択なんだと、ナタリーは思わなかった。キザとか。ヘコむとか。いろいろ理由は教えてくれたけど、どれもいまいちピンとこなくて。心から出てきた言葉を、そのまま口にした。]