「でもどうするー?」「あんちゃん、わいらの声聞こえてへんもんな」
「どうやって教えるー?」「そうだ、魔力ちょうだい、おばあちゃん!」
「オレからもお願い」『おばあちゃん、クローバーちょうだい!』
[無邪気なおねだりに、思わず口元が緩み。
先ほどと同じように人数分の四つ葉のクローバーを生み出せば、我先にと魔女の掌のクローバーに群がる光球。]
「OK!それじゃ報告だー」「A班しゅっぱーつ、いっくでー」
「おばあちゃん発見!」「いや違うでしょ、ニアピンはっけーん」
[次々はしゃぎながら言葉を発し、光球は勢いよく飛んでいく。
その様子を見送り、ふと疑問をぶつけてみる]
ところで、おばあちゃまを探してたのはだぁれ?