………ふふ。[こうやって彼の口から、名前を呼ばれるだけで感傷さえも吹っ飛んでいく。 少しだけ 彼の方へと身体を傾けるのは許されるだろうか。 なんて、そう思っていたのだから、伸ばされた腕にすいと目を細め。]