回想 ライト
[アッシャー村の首飾り、誰だって一度は憧れた事があると思う。温めた想いを伝え合う男女とそれを祝福する家族のみんな。
眩しくて、素敵で、でも私がそこに居る想像が出来なくて。]
『うん、貰えたら嬉しい。
その人はきっと私に勿体ないくらい、素敵な人だから。』
[まるで夢を語るみたいな声色でライトに答えながら、飴がティアラなんて言われると照れてしまう。
だっていつも遠巻きにアッシャー祭を見ていた私も、少しだけあの場所に混ざれた気がしたから。
やっぱりアッシャー祭は誰にとっても特別な日なんだ。]
大丈夫。ライトならきっと。
[なんでだろうね。あの時、ライトならきっと大丈夫だって、信じられたんだ。]**