「めがね!」『男の人だよー』眼鏡の男の人?あらあら・・・・・・どなたかしら。[今まで遊園地で出会った人物に該当するのはいない。もしかしなくても、その男性の尋ね人ではないのだろう。]恐らく私じゃないけれど、おばあちゃまが行っても大丈夫かしら。「んー、大丈夫だろ」『だって困るのはー』「メガネだもんな」『おばあちゃんである可能性もぜろじゃないもん』[そんな言葉に、困ったように笑顔を作るしかなかった。彼らに悪意はないのだ、多分。ゆっくりとした足取りは着実に王城へと向かっていく**]