[それから──石。それを数秒眺める間に、人工知能がスキャンをする。その石を見て、不思議そうにするアロール>>114に、]……そりゃ岩塩だな。珍しい。[と、小さな声で言う。他の誰に聞こえなくとも、彼には聞こえるだろう。その後、先生、と呼びかけられれば>>115、なに?とアロールの顔を見る。かけられた問いに、男は困ったように首を竦めた。]