[ そんな美と孤高を愛する俺ではあるが パンプキンタウンは住みやすいと 感じている。 主にも捨てられ 行く宛もなく彷徨い続けていた俺は 生きる気力もなく それでいて己に課した呪縛によって 死ぬことさえも選べず虚であった。 あの街に辿り着いた時でさえ 独りを選び居住を荊で取り囲み 棺桶も荊でぐるぐる巻きにして ぐっすりと寝ていたくらいだ。 だから昔よりは今の自分を俺は好きだ。 ]