葬儀屋と、元葬儀社
[「だびそうそう」の読みに、ええ、と確り頷いてから。
続く問い
>>108には、ゆるりと首を横に振った。]
ふふ、葬儀「社」はやらないわよ。
誰かの弔いにカネを求めることはしないわ。それに……
[少しだけ考える仕草をしてから、ゆっくりと答えを続ける。]
「国民」を死なせないってのが、女王たるあの子の意志。
だから、悲しい死を見送らないといけない「国」には
しないし、したくない、ってところね。
[「葬儀社さんするの」という問いに対して、少しズレた答えになった気もしたが――。
生体なら基本的には死を避けられず、機械化した者や生化学の粋を極めた者ですら永遠の生は保証できない。
そうした思考がオクリビに言葉を選ばせ、このような答えを返すに至る。]