ダクト内へ
[己が選択を伝えた後、ガァドに先陣を、レイルに殿を任せる形の隊列でダクト内を進む
>>89。
今は、過去に似たような体勢で這わされた時
>>1:41の屈辱が脳裏にぶり返すどころじゃなかったからさして問題はない。実際ハリコもこの件は何も考えずにダクトを選んでいた。]
……こほっ、
[じわりと身を、
心を、蝕む熱気と煤埃、風に流れる臭気にむせる道すがら、ガァド
>>82から問われたこと。
服についての話自体は、さして何も気にならずに聞けたのだが――]
焼いて? ……――――――、
[初めは何故その語が出てきたのか判らなかったが、幾らか遅れて気づく。
“あの事件で”ハリコが服を「焼いてしまったのは」、という意味だと。
己の冤罪をガァドがまだ知らないらしいこと自体は、致し方ないと呑み込めること。けれどそれに加えて、冤罪の元となった火災自体の記憶がふっと過り――]