[「ならない」、というヌルの答えは予測通り。
その人の国は、あくまでこのトループ>>109。
そして笑みと共に、「好き」と「嫌い」がともに並ぶ。]
そう、なのね。
[未だ弔い待ちの遺体を一瞥してから、再びヌルに視線を戻す。
彼女に対し、「何故」は問わなかった。かといって邪推も試みなかった。「おんなじくらい」の言葉をそのまま受け止めようと、ひとつ頷いてから]
「トループのことを愛するみんな」なんて
公爵閣下は呼びかけたけれど、
一番にトループのことを愛しているのは、
好きも嫌いも両方抱えながら
他のどの「国」にも行かない、貴女なのかもね。
[不可逆の公爵のあの遺言めいた号令>>#4のことに触れながら、軽く笑ってみせた。]