[画一化された幸せから逃げたのだというどこかの誰かの手紙への返事は、正しくは届かず、夢渡りの元へ届く。] アルレシャ、さん……? あれ、見たことない名前の人だ……?[首をかしげながら、届いた手紙に目を通す。そんな日もあった。これがきっかけで手紙を交わす相手が増える…とは少女には想像もつかないこと。]