[さて、此方の予定を聞かれれば――]
予定らしい予定っていうのは特にないけれど、
ヴァルハラの軍勢が押し寄せてくるなら、
私は……トループの一員として、戦わないといけない。
[果たして本当に「女王」が己の戦いを望んでいるか。それについて、この時のオクリビは未だズィーに問えていなかった。
ただ、本当に、危険な戦いを望まれていないとしても――。
「あのシンギュラリティの遺物」故にどうしても、という意識が女の中にはあった。]
私だってトループの一員、っていうのをちゃんと示さないと、
この先の立場が少し危うくなるかもしれないから。