星狩りの国-暁の街-

25 【R18】異世界の門と恋の彼方


護衛 オスヴァルト

[ある朝、いつものように市場に寄って、食材と花を買って宿舎へと向かう。
そんな俺を、懐かしい声が呼び止めた。]

『久しぶりね。
 毎朝、花を買ってるって噂、本当だったんだー』

[俺は、久しぶりに元恋人でもあり、
元冒険者の彼女の名を口にした。
見た目はあの頃と変わっていないが、
着ている服はずいぶんと変わった。
冒険者の頃は魅了の術を使うためもあり
露出が多かったが、
今はほとんど肌を見せない服を着ている。
それでもスタイルが良いのはよくわかる。
そんな彼女が、可愛い花ね、と俺の手にした花束を覗き込んでくるので、とっさに後ろにやる。人に贈るもんだから…と小さな声で。]

(124) 2024/08/25(Sun) 19:54:02

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