>>121ヤワタ
骨が溶ける…?そんなわけないだろう。
そんな事になっていたら、今、此処には居ないだろう。
[今、此処に居るのが無事な証拠だとばかりに言う。
そうしていれば、その腕に身を包まれた。魔力と共に。
微動だにせず、したいようにさせていた。その感触、体温は人間の物と変わらない。
あの時は>>0:149虚を突かれた為、自身の力の影響が男に及んでしまったが、今回はそうはならなかっただろう。
今の自分はその力が枯渇した状態だからだ。
しかし、ただの人間である男がこれ程の魔力を有しているのは何故なのか。]
面白い場所は何処かと聞いたら、此処だと聞かされただけだ。
探しものか…?そうだな。見つかりそうだ。
[此方の手伝いは不要だとばかりに、ゆるりと笑みを零す。]
それよりも…お前は此処に何を探しに来たんだ?
宿の世話をして貰ったしな。手伝ってやろう。
[逆に自分が手伝ってやろう、と。申し出るのだった。]