捨ててきた、もの。
[何かを捨てる事に躊躇いを覚えない人もいる。不要と割り切って。逆に、自分の身を切るように感じる人もいる。
彼女の言葉から感じたのは「決断」、または「決別」である。捨てたものが何かは私にはわからない。下世話な推測もしたくない。もし捨てたものを話してくれるのならば、私は何か言えるかもしれないが…そこは彼女に委ねながら口を開いた。]
アンドロイドの主は所有者ですが、
人の主はその人自身。
貴女の選択が、決断がどうなるか…
今は答えのない状態でしょう。
でも、紛れもなく貴女が自身で選んだのなら。
それがきっと貴女のベストだと…
私は思います。
求めるものが新しく手に入っても
満足するかわからないし、
逆に得られなくとも違う充足を得るかもしれない。