>>113 ユークレース[ 音が震えるように届いた『はい』という肯定の言葉に、笑みを深めた。 ]今すぐね、そんなに急いでるの?まぁいいよ。[ 己こそ急いているがその気配も見せず、より暗くなった部屋を仰いだ。 ]この部屋でやるのかな。[ 早く、早く、早く欲しい。─嗤い声を抑え、何時ものように優しい警備団員の声を出していた。 ]