>>120 ヤワタ
ああ、いや…。
[ 訝しむような声に、誤魔化しの言葉を伝えようとした。
しかし、彼は何か思い付いたような、何時もの明るい表情で話し始めるので、口を閉じ其れを仕舞う。 ]
そうだね、少しは分かるかな。
……へぇ、マジックアイテム。
[ 魔法が解る人間くらいいるだろうと、その問いには肯定を返した。
見せるように画へ手を潜らせていく様を、ぎょっとして見詰めるが、慣れた様子の彼に表情を改めた。 ]
すごいじゃん。それで逃げれるんだ。
まぁ、疲れるなら余り頻繁にやらない方がいいだろうね。
そのアイテム、取り返せて良かったよ。
[ 使いこなす様は、今後脅威となる力なのか判断が付かなかった。彼の内包するモノが影響しているのは確かだろう。
ただ、今は、心配する気持ちなど持ち合わせていない魔物は、そのアイテムの力だと同意するように笑顔を浮かべている。 ]