早朝の乱闘
[機械化人間たちの標的が此方に移ったとて、後方からBloodSunらしき集団の援護が何故かあるうえ、こちらの仲間も比較的凄腕が揃っている。早々、やられることはないだろう。
叫ぶ俺に怪訝な顔をする仲間を無視し、俺は少年アンドロイドを気にする素振りをみせて。彼の動きを目で追えば、
>>107 瓦礫のほうへと姿をひょこりと現した。
そう。俺は気づくべきだったのだ。BloodSunの行動の違和感に。
>>109それでも憐れんじまう生き物は
>>110、少年の言葉に同情を向けた。]
災難だったな、そりゃ
とりあえずこっち来れるか
アイツらがお前をまだ探してる
[人間てのはな、思考よりも情が勝っちまうと、ちょっとの違和感すら見てみぬふりをするんだよ。だから俺はBloodSunの行動の違和感に気づけないまま、お人好しのように少年を助けようとする。それが罠だと知らずにな。
そうこうしているうちに機械化人間たちは粗方片付いたか、二対一で分が悪いと踏んだか、撤収を決め込み始めていた。…当然それを見逃そうとはしてないが。]