[それから、いつものように宿舎へ行って、いつものようにウタに出迎えられて、いつものように花を渡して、夜の間に異常はなかったか、体の調子はどうか、と確認した後で、いつものように朝食の準備をはじめる。ただ、いつもより、 上の空になってしまうことがあっただろう。ウタがそれに気がついて、何か聞いてきたら、俺は。]…彼女と別れた理由を思い出したかも。[それだけ言って、黙り込んでしまうだろう**]