[>>90>>91 今回はも、だろうか先に気づいたのはケンのほうで食い入るようにというには距離のある 眼差しの横顔がどうしても目に入る。視線の先には本日のライブパフォーマンス。今日の演出がこの間と趣を異にするものだとしても、彼女の様子は場の賑わいとも他の観客とも隔たりがありすぎた。完成を待たずに踵を返す姿。一年間、折につけそのツインテールを捉えるうちに彼女が恋に苦しむ少女ではないことはとっくに気づいていた。]