お隣さんっつーのはな。
テクノロジーと機……んー。いや。機械の国だ。
[こいつに合わせて単語を選ぶ。
ちなみに俺も、隣の国が実際どんな技術で機械化をしているのかなんてあまり解らない。だから正直、トループの裏社会に蔓延る電脳化技術と似たようなものだと思っていた。実際は人体をそのまま改造しているわけだから、全く違う技術であるのだが。]
たとえば。
んーそうだな。あんたの右手が。ものすごいスピードで穴を掘れるスーパーツルハシに改造できるなら、あんたはきっとそれを選ぶだろ?
[あ。選ばない?それはそれで少々意外だ。]
いまな、
隣の国も、トループのそこかしこでも、
そうまでして強くなりたいやつが、たくさんいるんだ。
隣の国っつうのは、そういうやつらのあつまりな。
[語弊?気にすんな。どうせこいつには微々たる差はわからない。]