[頭に置かれた棒付きキャンディを取ると陽光にかざす。キラキラと輝いて見える飴は>>120あの日から変わらない]やっぱり綺麗だよ。[手を伸ばしても届かない星よりも手を伸ばせば届く飴の方が綺麗に見える。『ぼくには泣いてる子をあやすことはできないから。 飴が出せるのは素敵な魔法だよね』と言ったのは昔の話だ。口を開いて飴を食むとじわりじわりと甘さが口の中に広がっていき目を閉じるとそのまま眠りに――おっといけない]