[アーネストのトレーニングについての話しに耳を傾ける。ここで彼女がいきなりニンジャ・カラテを披露したら周囲もびっくりするだろう。]>>108
貴女が放り出されそうになったら?勿論、助けますよ。
完璧な角度で頭を下げる自信があります。
[キリリとした表情にて言い切るが、つまり一緒に謝るという事だ。勿論、これは冗談。冗談には冗談で返すのが人の流儀であるから。
そんな楽しい話しに耳を傾けつつ、私は挽いた豆をペーパーフィルターにセットして湯を注いでいく。彼女は私が聴きたいと願った弟妹たちの話をしてくれた。
湯気と香りが辺りに広がって私だけでなく目の前に座っている彼女をも包む。
その優しい空間で語られた話しは――]