……守んなきゃな。穴掘り帝国。
[それは少女に言ったのか、自分自身に言い聞かせたのか解らない言葉。子どもが夢見る穴掘り帝国を守るためには、…そうだな。時には“トループを守りたい者”たちの手を借りる必要だって、きっとある。
正直。どうしたってそれに納得できなくて、自分の信念が崩れるようで悔しくて、この数日ずっとずっと悔しくて苛立っていて。少女に伝えるようでもあり、自分に言い聞かせるようでもあった言葉は、多分。自分を、納得させるための“理由”だった。]
…、守るよ。
[今度は断定気味に、そう言った。*]