[ふっと零してしまった一言は、あの時アレッキーノが何か言おうとして天を仰いでいた>>24その時の様子を見て――なんとなく抱かれた想像の所為。 けれどもそれも、今はサラっと流してしまおう、と]だから―――クルージング、楽しみましょう?[ピエロの化粧に真摯な眼差しを湛えたその人>>62に対し、“あなたをも逃がす力になる”を遠回しに言い換る形で、ハリコはこう笑っていた。**]