[ラピスくんの気持ちをここまで聞いておきながら、ニンゲンのフリを続けることはもう出来ませんでした。>>113
このまま何も言わずオトモダチになると言うことは、この子の思いを無碍にすることに他なく。
だから、私は打ちあけます。
オトモダチになりたいと思ってくれたことは嬉しいと伝えた上で、話していないことがあると。]
…私はね、ニンゲンじゃないの。
どちらかと言うと、ラピスくんが大切にしたいニンゲンには忌み嫌われる存在。
[ラピスくんに見せるように白狼に姿を変えたのは僅かな間。
すぐにニンゲンの姿に戻れば、あの時と同じように眉根を下げた
>>83、けれど、どこかとても悲しく痛々し気な私の顔が見て取れたでしょう。]