─エキゾチックな幼馴染[コウセツとは、年は違っていたけれど、 運動が苦手な彼と体力のない自分は、 波長があって、顔を合わせば 自然と話すことが多かったように思う。コウセツの話す東方の国の話はとても魅力的で、物語で読むよりもワクワクするものだった。だから、彼が18になって、修行へ行ってしまった時は 驚いたものの、不思議と納得もできて、 自分も、しばらくは村を離れてみるべきでは? と、思うようになったのは彼の影響もあっただろう。]