[ 一旦群衆の中に身を隠していると、 人間の悲鳴が聞こえ始めた。 それも、機械がいないはずの方角から。>>130 宙に浮かび、上体を出して群衆の様子を窺う。 どうやら正気に戻って逃げ始めた 人間が複数いるらしい。>>131 それを見て、わたしは更に高く宙へ浮かび、 両腕をまっすぐに伸ばした。 そして射撃しながら一回転を試みる。 狙いは主にわたしの付近の群衆に定めた。 距離が離れていれば届かないだろう。 そして、回転中のわたしは良い的だろう。 ]