[ バチバチと少年の身体から閃光が走る。
穴の空いたボディ、外装パーツがボロボロ外れ、
一部のヒューズや銅線がちぎれる。
それでも睨むのはやめない。
一瞬のスキでもあったら殺す。
こいつは見てはいけないものを見たのだ。
…しかし、相対する悪魔の表情は『無』だった。
何もない。殺意も興味も何もかも。>>124>>125
膨大すぎるデータの中に望むものが無かったからか?
それとも、化物には理解できない感情に、
胸焼けでも起こしたか。
あまりの表情の変わりように、
こちらから触れれば、
気が変わったと破壊されかねないと判断し、
出方を伺っていたが…向こうも戦意が失せたらしい]