……君はどこからきたんでしょうね
にゃあー
そうなんですね、それはすごい
[ もちろん、猫と話すことなんてできない。
そこらへんはフィーリングというか、頭を空っぽにして何も考えていないだけというか。
だからこそ、猫がどこかに行くのについて行くように「星の駅」がある惑星アッサを歩いたのはただの暇つぶしでしかなかった。 ]
君はどこら辺に住んで、っん!?
[ 猫の後をついて、上へ下へ右へ左へ、そして飛び降り。
思いっきり飛び降りたところで何やら走っていた少年の前に降りてしまい、ぶつかって倒れてしまった。
後から知ったことだが、どうやら鬼ごっこをしていたらしく、共に遊んでいた子を追いかけている時に突然現れてぶつかったという状況だったらしい。
それを聞いた時、申し訳なくなり彼にはその時近くにあった屋台の商品を買い与えたものだ。 ]
……ごめんなさい、怪我ありませんか?
[ それが彼、レオンとの出会いだった。]