…絵本?
……なるほど、バザーで…お姉様とお父上と。
ふふ…お父上はきっと…二人ともに平等に…
買い与えてやりたかったのでしょうね。
喧嘩にならないように…
…けれど、それが、姉妹の…
…家族の絆を深める大切な一冊になった…
…とても素敵な話だ。
[彼女が話してくれた思い出話を聞き、>>133>>134>>135
男は考えるように目を一度伏せ、そして開く。
考えても見れば、男は子供の駄々はまるで聞き入れてやろうとしてこなかった。ほとんどが危ない遊びをしたいとか、年に見合わないおもちゃがほしいとか、そういうたぐいのものだった気がするが…『共に』選び、共有するということはしたこともさせたこともなかった]