ハルガハラ、いつか行ってみたいものだな。[男の注文の品を選んでくれているらしい。電気街という事は機械の宝庫。男は歩く災厄となってしまうので、実際に足を運ぶのはその解決方法が見つかってからとなるだろう。最後の一枚は、左端を刃物で切ったようで、大きさが少しだけ違っていた。書き損じか、或いは。それも会った時に聞く事は出来るだろうか。]……さて。[男は便箋を引き寄せると共に万年筆を手に取る。そうして、返事をしたため始めた。]