星狩りの国-暁の街-

26 ― 境界の先への手紙 ―


煙霞山 山主 蓬儡

ハルガハラ、いつか行ってみたいものだな。

[男の注文の品を選んでくれているらしい。
電気街という事は機械の宝庫。
男は歩く災厄となってしまうので、実際に足を運ぶのはその解決方法が見つかってからとなるだろう。
最後の一枚は、左端を刃物で切ったようで、大きさが少しだけ違っていた。
書き損じか、或いは。
それも会った時に聞く事は出来るだろうか。]


……さて。

[男は便箋を引き寄せると共に万年筆を手に取る。
そうして、返事をしたため始めた。]

(137) 蒼生 2024/09/30(Mon) 23:53:05

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