[ワイヤーとワイヤーカッターを装備するのも常識。
しかしその頃の自軍の技術では、人間は切れても
大型機械は容易に切断できなかった。
手錠の弱い所を切断する位ならば何とかできるが。
チタンにダイヤモンドをコートしたワイヤーを
寄り合わせてロープにすることが可能になっても
それを使って鋼を引き斬る腕力が人間にはない。
油圧機等がいる。
なので、主に機械の行動を阻む仕掛けを作る用と
逆に仕掛けの解体用に持ち歩く。
とにもかくにも、そうやって働き
ましてや手柄を立てれば祖父に頭を撫でられる。
何よりも、その大きな手が好きだった]