― → 資料館 ―
[薄暗い館内>>121の照明は夜空に浮かぶ星屑を連想させる。先ほど行ってきた宇宙のような。しかしその夜の見え方はどちらかというと昔のように科学で理屈を暴かれる前の神秘を込めたもの。
ネバーナイトランドの名を冠するにふさわしい演出と言えるかも知れない。]
「もうすぐ、会いたい人のところにつくぞ」『もうすこしだよー、おばあちゃん』
[静謐な雰囲気のためか、はたまた創造主への敬意のためか。光球の声も魔女の耳元でささやくように。]
思ってた以上にいろんなエリアがあるのねぇ。
残念だけど、一晩じゃ全部回れないわねぇ。
[オリエンタルエリアの絵画を見れば、先ほどまでSFエリアで話していた彼女の姿を思い浮かべるも、東の国と行っても様々で。中華もあれば和もあり、そして中東のように砂漠の景色もある。ほぅ、と小さくため息をついた。世の中は広いようだ。]
「なぁ、ババア、これつけて」『えぇっ?それって・・・・・・』
「いいのいいの、それが紳士淑女の"マナー"だろ?」『んぅ。』