王城・資料館
[押されに押されて困り果て、ついに自分から従うことを選び、導かれた先はマウスに案内される候補の一つにあがり気になりつつも選ばなかった場所。
パレード中でも一応持ち場を離れてはいないらしいスタッフ、その大声への驚きより気まずさが少年の中で勝る。
>>1:97この広さも見た目も立派なエリアに自ら足を運んだのではなく何故か妖精に連れてこられた客は不似合いである。]
……ここを見せたかった?
[最終的に辿り着いたのはいかにも冒険が始まりそうな階段の先ではなく、渡り廊下を進んだ先。
>>1:98妖精の導きは漸く終わり、周りを遊ぶように飛び回る光景を─連れてきたのに目的の人物がいないことについて話してるとは露知らず─微笑ましそうに見たあとに、折角なので見て周ろうと考えに至る。]