[ある日、自分はいつものように後方… 建設工兵の定められた位置にいるはずだった。 それがどうしたわけが、戦闘工兵の前線の位置まで いつのまにか迷い込んでしまっていた。 その時、世界がホワイトアウトして──。 ただ一人、五体満足で生き残った。 運が良い…こういうのも超能力と呼べるのでは? 一分一秒差、あるいは右か左か。 一瞬の判断で運命が分かたれるのなら。 そんなことを想った。]