……いけない、いけない。[小さく呟いてから、オクリビはフィジシャンから一歩分だけ離れる。] ですが、そんな寂しい道の中にも、 私は私の、「オクリビ」の照らすべき道を――… 共に夢を見たいと思える人を得られました。 それが誰なのかまでは、今は内緒にしちゃおうかしら。[もしかしたら既に情報が洩れていたかもしれないが、それならそれで別に構わない、と。 “嵐”は近い――その“嵐”の中では何れ、「夜の女王のアリア」にも、他の組織にも知れることだろうから。**]