回想 リトリコ先生
[リトリコ先生は三年くらい前に赴任してきた先生だ。私はもう学校を出てしまったけど、お話をしているうちにもし私が通っていた頃にリトリコ先生が担任の先生だったらと考えたこともある。
何度か飴が欲しいと顔を合わせるうちに。]
リトリコ先生もすっかり村の一員だね。
もうずっとこの村にいたらいいのに。
[先生なら他の村や街に行ってしまうこともあると分かっているのに、冗談交じりにそう言いながら飴を渡すのがお決まりになった。
アッシャー祭が近い時には私にそのつもりが無くても変なプレッシャーになるかと思って言わないけどね?]*