衣代和かほ

――薬草畑――

[“ということで”>>129
エプロン姿となって、広大な薬草畑にいるのである。]

　よろしくお願いします。

[薬草園の女性に頭を下げる。
なんだかバイトの時のスイッチが入ってきた。
手伝い、というか任せられた仕事はしっかりこなしたい。
ここの薬草は売り物になるのだろうし、慣れていないからという言い訳でダメにしてしまったら大変だ。

ワンピースも着替えたいくらいだが、服まで貸してもらって着替えるのは場所も困るだろうか。
ならば裾を左右でくくって丈を短くしておこう。]

　これ……変なホース……。

[元の世界と違って当たり前とはいえ。
微妙に恐ろしい予感がするが聞かない方がいい気がした。
水が通って撒くことができれば良い道具だ、うん。]