― 個室 ―
[部屋は広々してて、一通りの設備がある。
たぶんそれなりにいいお部屋なんだろうなって思った。
さっきから思ってたけど向こうの不手際とは言え、結構いい待遇だよね。]
う、うん……ありがと。
[取りあえず礼を言い、ベッドの上に降ろして貰う。
>>130怪我の確認をするために触られれば
それにもまたどぎまぎしてしまって。]
ほ、ほんとに大丈夫だってば。
ちょっと…色々あって疲れちゃってただけだし。
ランディさんが気にするようなことじゃないから…。
[心配そうな彼にそんな風に返す。
…マジでこの人、いい人なんだろうな。
いきなり知らん女の世話役なんてすることになったのに、
嫌な顔一つしないし…。今もこうして気遣ってくれて。]